犬・猫 引き取り業者 ペットビジネスの問題点 ペットの王国ワンだランド

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ペットの王国ワンだランド10月9日放送の情報です。

ペットビジネスの問題点について。

ペットブームの裏で大きな問題が起きている。

今回は、ペットビジネスに潜む問題点を取材する朝日新聞 太田匡彦 記者がスタジオで紹介します。

売れ残りペットを買い取る引き取り屋の実態とは。

番組では、犬の引き取り業者の取材に同行しました。さらにペット業界の問題点を解決するペットショップがあるんです。犬たちの命を救う方法とは?

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売れ残りペットを買い取る「引き取り屋」

1年間に75万匹販売される犬や猫。ペットショップに行けばショーケースに入った犬や猫を誰でも買えます。

しかし、売れ残った子犬や子猫はどのような末路をたどるのをご存知だろうか?

ペット業界のシステムに警鐘を鳴らす「ペット流通の闇 著者」朝日新聞の太田匡彦記者によると、「大量に販売するために大量に犬や猫を抱える結果になる。つまり犬や猫の廃棄が行われる」という。

売れ残った犬や猫は廃棄される。つまり殺される。3年前まで保健所が売れ残った犬や猫を処分することが可能でした。

現在は、法律が変わり売れ残ったペットを保健所は引き取りを拒否できるようになった。

すると、売れ残ったペットを引き取る業者がビジネスを始めるものが現れた。

通称「犬の引き取り屋」

犬も猫も引き取る。ペットショップで売れ残った犬や猫を有料で引き取ってくるビジネス。

保健所に代わって引き取るという。一見、引き取って命をつなぐ良心的なビジネスにも思えるが、とんでもないと太田記者はいいます。

問題視する業者とは?

エサや水は与えているんだけど、それ以上の世話をしていない。また、病気にかかってそうな子でも治療が施されていない。

太田記者が取材に行ったところでは、狭いケージに犬や猫が300匹もいたという。排泄物は掃除されることはなく不衛生な状態で病気にかかっているような子もいた。爪が伸び放題で犬や猫たちの健康状態は皆無です。

犬の引き取り業者を直撃

引き取り業者「そこまで悪いことしてないと思ってる。どこまでが虐待なのか?」。


引き取られた犬や猫は、とても劣悪な環境下でいる。

取材をした業者は、1頭1万~3万円で引き取っているという。大型犬は3万円、小型犬は1万円、子犬は無料。繁殖に使えるから無料だという。

「ペットショップからの売れ残りは?」

ペットショップの場合は、6ヶ月過ぎだという。

「どのくらいのペースで引き取り依頼はくる?」

あるときは、1ヶ月40~50頭くる。

「あのような(狭いケージを積み上げたような)環境で犬や猫は幸せか?」

あそこに入れなかったらどこに入れるの?このスペースしかない。一般の犬を飼うようにやって下さいと言われても無理です。そういうならそれだけの施設を提供してよ。

現在この施設は、動物虐待の罪で刑事告発されている。


ペットショップで売れ残った犬や猫は、劣悪な環境でただただ狭いケージに入れられる犬や猫が多いのが現状です。

そのVTRを観て「善意でやっているつもり?」とスタジオの関根勤さんがいう。本当に悲しいことです。

引き取り業者から犬や猫を保護する愛護団体が横浜市にあります。

劣悪環境下の引き取り業者から犬や猫を救い出した愛護団体が横浜市にありました。

おーあみ避難所 代表 大網直子さん。

引き取り業者から半年前に犬や猫を保護してきた。

大網さん「そういうビジネスがあったことにビックリした。罪悪感が本当に無い。犬も生きる希望を失うってことがあるんだなと感じる現場でした」。

引き取り業者からの懸命な犬や猫の救出活動。

「ご飯も毎日もらえてないみたいだった。どの子を連れ出すか選んでいるのが犬にも伝わって、連れて行って連れて行ってとアピールしてくる。それが本当に切なかった」。

中には瀕死の状態にある犬もいたという。すぐに動物病院で救命処置をした。残念ながら亡くなってしまいました。

おーあみ避難所は、救出から半年、新たな飼い主を待つ。

太田記者「大手ペットショップは年間3万匹を販売、そのためには大量に作らなければならない。ブリーダーが1頭1頭丁寧に説明をして売るような体制を仕組みを変えていくしかない」。

犬や猫のセリ市

もう一つ問題視しているのが「犬や猫のセリ市」。

日本では20箇所くらいある。ペットショップが仕入れるためにある。箱に入った子犬がベルトコンベヤーのようなところに乗せられてセリにかけられる。

犬のセリ市は、ブリーダーから出品された犬や猫をペットショップが落札する。セリ市では幼いほど高い値段で売れる。

生後8週齢規制 - 子犬や子猫を生後すぐに母親から離すと協調性などが欠けて攻撃的になる。社会性を身につけさせるため生後8週間まで母親の元にいるのが適切。

今は日本では生後7週間でペットショップに出荷できるが、免疫力が低い時期に出荷されると感染症にかかるリスクが高まる。問題行動をする犬や猫が育つといわれる。

引き取り業者を必要としないペットショップ

ペットを売らないペットショップを取材。

岡山県岡山市 ペットショップ chou chou(シュシュ)
店長 澤木さん

こちらのお店では、ペットを売りません。殺処分対象の犬をお店で譲渡しています。

ペットグッズが販売される一角に、大人になった犬がいました。販売目的ではありません。

保健所から犬を引き取り、新しい飼い主を探してあげる活動をしている。

2年前まで、18部屋のケースに子犬と子猫の販売をしていた。年間3000万円ほど売り上げていた。仕入れは、ほぼセリ市だったという。

なぜ3000万円の売り上げるペット販売をやめたのか?

「犬や猫を飼いたい時は、ペットショップで購入するのが日本では当たり前で、その一方で保健所では新しい飼い主が見つからなければ、処分される子が沢山いる。その子たちを新しい飼い主と結びつけてあげるのが、今までやってきたことを捨ててでも今後の正しい道なのかなと考えて」という。

そして、17頭の保護犬が新しい家族の元へ。chou chouさんでは、4頭を保護し、1頭新しい飼い主が決まったら、また保健所から1頭保護しています。

この日も1頭保健所から保護しましたが、いざ保健所から出ていくとなると、空気を感じ取って怯えたりする。

「こういった施設から引き取ったかぎりは、二度とそういった目にあわないように今度こそは幸せになってもらうのが、我々の活動でもありますので、新しく飼ってくださる方を慎重にしっかり選んでいきたい」と店長さんは話します。

譲渡の条件を設けています。

  • 室内で飼育 犬の大きさにあったケージを用意。
  • 散歩に毎日連れていく。

1ヶ月半かけて、しっかりと準備をし譲渡が成立しました。

豆はち君の飼い主 清原さん「一緒に乗り越えていくのを楽しめたらいいのかな。また愛情がより深くなるのかな」という。

今ある命を大切にすることで、1頭でも多くの処分される命を救いたいと、これからも澤木さんは譲渡活動を続けています。


素晴らしい行動です。このような活動がさらに増えていけば、保健所から処分される犬や猫は減り、また捨てるような身勝手な飼い主も減っていくのではないかと思います。

※この情報は、テレビ「ペットの王国ワンだランド」の情報をもとに記事にしたものです。

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