犬になめられ感染症「壊死し手足切断」予防や対処方法は?

犬になめられ感染症 手足が壊死 カプノサイトファーガ・カニモルサス 予防・対処方法 混合ワクチン接種 ニュース

いきものニュースです。

あさチャン(2018年8月15日放送)で、「愛犬になめられ手足切断。国内で年1人の割合で死亡」というショッキングなニュースがありました。

番組で紹介されたケースはごく稀なケースだと思います。
私も犬や猫を触る機会がありますが、何ともありませんし、ほとんどの方は実際に大丈夫ですよね。
なので、必要以上に怖がったりしないでください。
ただ、ニュースですので、「このようなケースもありますよ。犬・猫との過度な接触は控えましょう」というお話です。

犬に傷を舐められたり、猫に爪で引っかかれたりすることで、感染症にかかり、手足などの部位が壊死して切断、酷いケースでは死亡してしまうということです。

両足両手が壊死し切断を余儀なくされたアメリカ人の男性。
飼い犬になめられ感染症になったのです。

発症すること自体が極稀なケースではありますが、国立感染症研究所によると、1976年にはじめて報告されてから世界の患者数はおよそ300人です。

日本では、2002年~2015年のわかっているだけで、14年間で55人発症し、14人死亡しています。
つまり1年で1人の割合で死亡していることになります。

重症化すれば死に至るケースもある恐ろしい感染症です。

番組では、その感染症にかかり奇跡的に一命をとりとめることができた日本人男性に話を訊きました。

スポンサーリンク

日本人男性が語った感染症の恐怖とは?

過去に発症した小野純さん(52歳)。
2年前、両足と右手の指4本を切断しました。

噛まれた傷はわずか2mm。
違和感なく病院へ行かず。

この感染症の恐ろしいところは、自覚症状がなかったのに、数日後、急に病状が悪化し、気づいた時には手遅れというケースが多いといいます。

感染症の初期症状

噛まれてから1週間くらいしてから急に熱が出て、ベッドに横になったらもうそこから意識がない状態になり、病院で目覚めた時は右手と両足は壊死して切断するしかないと医師から告げられました。

ラテン語で❝犬にかまれる❞という意味の「カプノサイトファーガ・カニモルサス」という細菌による感染症でした。

この細菌は、犬の7割以上が保菌していると言われていいますが、飼っている犬がこの細菌を保菌しているかを調べるには、遺伝子検査を行うしかありません。

噛まれる意外にどんなことで感染するのでしょうか?

さらに2人の感染者に話を訊くことができました。

カナダ在住の女性クリスティーナ・カロンさん(54歳)は、5年前に発症し両足と左手を切断しました。

犬とロープで遊んでいる時に出来た1、2ミリでとても小さな傷でしたが、当時飼っていた4匹の小型犬と遊んでいる時に出来たくるぶしの小さな傷を犬になめられたことが原因でした。

「しっかり傷口を洗い、目に見える感染はなかったし痛みもなかった」といいます。

クリスティーナさんも小野さんと同じく、なめられた直後は症状はなく、2日後に突然意識不明をなくし、6週間後に目を覚ました時、すでに手足はなかったといいます。

イギリス人男性は、感染症による壊死が顔の一部にも広がり、唇が閉まらない状態だそうです。

飼い犬の歯が手に触れ、傷口に唾液がついたことでした。

過去にカプノサイトファーガ・カニモルサス感染症の患者を治療した経験がある亀田総合病院感染症科 部長 細川直登 医師は、注意点をこう指摘します。

「通常の皮膚をなめられても細菌が皮膚の中に入ってくることはないのですが、傷があったりするとその傷から入ってくることはあると思います」

「血液が血管の中で固まってしまう状態が起こることがある。そうするとそこから先の体の一部分は血液が流れていかないので、栄養と酸素もこなくなって死んでしまう「壊死」という腐っているような状態になることがあります」といいます。

高齢者や肝臓の病気があるなど免疫力が低い人ほど、重症化のリスクが高いといいます。

どう身を守ればいいのか?

狂犬病予防注射や混合ワクチン接種などでも予防はできないそうです。

犬だけではなく、猫による感染もあります。

犬は噛まれる、なめられることで感染する恐れがありますが、猫の場合はひっかかれることでも感染の恐れがあります。

猫がよく手をなめてることがありますよね、爪に唾液が付いている場合があるので、そこから感染する恐れもあるということです。

予防・対策は?

  1. 口移し、口をなめるなどの過度な触れ合いは控える。
  2. 噛まれたりした場合は、消毒はもちろんですが、せっけんでよく洗うことが大切です。
  3. 高齢者・肝臓が悪い・子どもなど免疫機能が低い人は注意が必要です。医師による適切な処置を受けることが大切です。

まとめ

番組でご紹介した例は非常に極稀なケースであるということ。
極端に怖がったりする必要はないです。
過度な接触(口移し、口をなめるなどの行為、傷口をなめさせたりすること)は控える。

私も実家に犬がいますし、普通に接していますが何ともありません。
高齢者・肝臓が悪い、子どもなど免疫機能が低い人は注意が必要ですが、噛まれたりした場合は病院に行って適切な処置を受けるようにしましょう。

犬や猫を飼っている人にはちょっとショッキングなニュースでした。

愛犬になめられ手足が壊死し切断を余儀なくされたというニュースなのですが、犬や猫から感染するラテン語で犬にかまれるという意味の「カプノサイトファーガ・カニモルサス」という細菌による感染症です。

外国だけの話ではないのです。
日本国内でも発症しています。

犬の7割以上が保菌しています。
愛犬がこの細菌を保菌しているかを調べる方法は、遺伝子検査を行うしかありません。

狂犬病予防注射や混合ワクチン接種などでも予防ができないと言われています。

噛まれたり、傷口をなめられることで菌が入り感染してしまいます。
自覚症状がなく、数日後発熱、病状が悪化し、気づいたことには病院で手足など壊死して切断を余儀なくされるというとても恐ろしい感染症です。

では、どうやって身を守るのか?ということですが、過度な接触を控える、なめられたら石けんで良く洗う、噛まれたりしたら医師の診断を受けるなどしか対処方法がありません。

懸念するのは、このニュースにより犬・猫に触るのが怖いと思うことです。

発症は免疫機能が低い、高齢者や子ども、肝臓に病気があるなど免疫力が低い人です。

番組でご紹介した例は非常に極稀なケースであると思います。

口を舐めたり、口移し、傷がある時は舐められたりしないように気をつけるなどし、よく石けんで洗い流すことを注意しながら愛犬と楽しく過ごすといいですね。

コメント