【交雑種が増えるフグ。調理資格を国の資格に統一化へ厚生省に要望へ

フグ業界の危機?交雑種増え毒の危険。国の資格に ニュース

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いきものニュースです。
高級魚として知られるフグについてのニュースです。

高級魚として知られ体内に毒があるフグの調理について、料理店や卸売業者などの団体が21日、都道府県ではなく、国が一括して資格を与えるよう求めることを決議しました。温暖化のためフグの生息域が北上し、これまであまり食べられなかった地域でも食材として使われるようになったことなどが原因で、団体は22日、厚生労働省に要望することにしています。(NHK NEWS WEBより引用)

フグは、九州や中国地方での漁獲が多く、温暖化により生息域が北上し、東北や北海道でも年々漁獲量が多くなってきました。

これまでフグの取扱が少なかった地域でも調理されるようになりました。

また、生息域が変わることで、違う種類のフグどうしの交配が進み、新種も誕生しているとのこと、そこで何が問題になるかというと、交雑種のフグはどこに毒があるのかわからないということです。

フグの調理資格は都道府県によって与えられるのですが、地域によっては、試験や講習の中身も違い、北海道、東北地方では、講習を受けるだけで資格を得られるのです。

フグの生息地が変わることで交雑種が増え、取り除くべき毒のありかや強さがわかりにくく、フグの毒を十分に理解していない人が調理の仕方を誤り、食中毒が発生しかねないという声も高まっています。

このため、フグの料理店で作る団体や卸売業者の団体などが21日、東京・築地で会合を開き、現在、都道府県によって与えられ、場所によって厳格さが大きく異なる調理の資格を、安全のため国が一括して与えるように変更を求める決議をしました。

決議では、フグの種類の鑑別方法をより厳しく、それぞれのフグの生息状況などの情報共有を、国が強化することも求めています。

これらの団体は、22日午後、厚生労働省を訪れ、要望書を渡すことにしています。

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まとめ

フグの料理店で作られた団体が国にフグの資格を統一するように求めている背景にあるのは、フグの雑種化です。

全国ふぐ連盟亀井一洋会長は「浅草の店の方の話で30匹仕入れた中にも2割交雑種が入っていたと聞きびっくりした」と話します。

これはすごく問題ですね。
このまま交雑種が増え続ければ、日本でフグが食べられなくなる日が来てしまうのでしょうか?

フグが北上し、交雑種が増え、その種が南下して交雑種が増え、以前からいたフグがいなくなる可能性もでてくる話なのかなと思います。

自然界で増え続ける交雑種は止めようがないと思います。
交雑種がどんどん進み、食べれないフグが増えてやがて全てのフグが食べられなくなる恐れもあるのでは?

調理資格の統一化も大切ですが、養殖をして食べれるフグを確保することも大切なのかなと思います。しかし何十トンも確保することなど難しいのが現状でしょうね。

生息地が変わると雑種が増え、毒がどこにあるのかわかりにくいというのは本当に困ったことですね。

交雑種を見ましたが、素人ではまったく違いがわかりません。プロでも良く見ないとわからないのでは?というくらいのレベルだと思いますので、講習を受けただけのほぼ経験が少ない素人同然の資格者ではわからないのではないかと思います。

フグ業界も大変な時期にきているということでしょうか。

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