片目を失っても大活躍!災害救助犬 ラブの「文太」くん ペットの王国ワンだランド

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朝日放送「ペットの王国ワンだランド」10月16日放送の情報です。

「片目を失っても大活躍!災害救助犬 文太」です。

災害救助犬 ラブラドールレトリバー 文太くん 青森県 ペットの王国ワンだランド
出典:朝日放送ペットの王国ワンだランド

文太は、ラブラドールレトリバー(11歳・男子)

人間でいうと60歳くらい。

暮らしているのは、津軽平野が広がる青森県青森市。

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文太の特技は「かくれんぼ」

外にいる人や中にいる人まで探すのが得意なんです。

文太は、青森県で2頭しかいない災害救助犬です。

文太の飼い主で訓練士 岩本良二さん。

岩本さんと文太は、2011年東日本大震災で、3月19日から4月9日まで行方不明者を捜索しました。

「一生懸命やってくれました。しかし今振り返ると結構ストレスにはなっていた」と岩本さんはいう。

「ご遺体の発見には貢献していたんですけど、いくら探しても訓練のように見つけることができない。(文太は)達成感はなかったんじゃないか」という。

ストレスで体に異変

目の痛みをこらえているような感じ。動物病院に診てもらうと、悪性腫瘍 黒色腫(皮膚がんの一種)ですぐ手術、左目を摘出する。

片目を失った文太の奇跡の復活

まっすぐ歩けない。壁にぶつかる。

岩本さん「災害救助犬も無理だなと思っていたんですが、傷がよくなりカラーを取ったりするとキャッチボールするし、いろんな音とかも聞いて、キャッチするんだと思う」。

「ボールを隠すと今まで通り探す創作意欲も衰えていなかった」。

驚きだった。

そして、手術から1年後、災害救助犬の更新試験に合格した。

妻 岩本久子さん「感動的でしたよ。この状態で」。

今も現役の災害救助犬です。

文太くんは嘱託警察犬(しょくたく・けいさつけん)

災害救助犬と警察犬はまったく違う。

災害救助犬

動けなくなったヒトのニオイを嗅ぎ取る。空気中にただよう人間特有のニオイを嗅ぐため鼻を上にむけて捜索する。

いっぽうで、

警察犬

特定のニオイを地面に鼻をつけながらたどる。

災害救助犬と警察犬は、探し方が違うから、両方兼務する犬は珍しい。

去年(2015年)は、行方不明者の捜索や窃盗事件の犯人の捜索など、警察犬として100回以上出動しました。

警察から感謝状ももらった。岩本良二殿「ブンタ号殿」、「イチゴ号殿」感謝状。

素晴らしいですね。

岩本さんは青森県警を退職後にNPO法人 北東北捜索犬チームを設立し、災害救助犬や警察犬を育成している。

700坪の広いお庭には、訓練用の瓦礫(がれき)や高所に慣れるためのはしご、足場の悪いところに慣れるためのシーソー、トンネルなど訓練に必要なものが揃っている。

「災害救助犬や警察犬は10歳になると、運動能力とか創作意欲が下がってしまう。文太はまだ頑張っていますので、健康に十分気をつけさせてやりたい分やらせてあげたい」。

文太くんと一緒に暮らす仲間たち。

イチゴ ラブラドールレトリバー(7歳・女子)
ひらり 雑種(推定7歳・女子)

実は青森県に2頭しかいない災害救助犬は、文太くんとイチゴちゃんなんです。すごい。

イチゴちゃんは天才

庭から離れた家の二階に隠れた人でもわずか30秒で探しちゃう。

ヒトの100万倍~1億倍臭覚が優れている

人間特有のわずかなニオイでも嗅ぎ分けられる。

状況によって変わりますが、オスは発情期のメスのニオイを8km離れた場所でも感知できるといいます。

イチゴは、今年起きた熊本地震の行方不明者の捜索で出動しました。

元野良犬ひらりは警察犬・災害救助候補犬

4年前、八戸市で保護された元野良犬です。

保護犬が、警察犬・災害救助候補犬として大活躍!

殺処分寸前で保護したひらりは、ご飯も喉を通らないほど衰弱していた。しかし、ここへ来て能力を開花。

「訓練してると、びっくりするくらい運動能力が高くて、細い棒の上を猫みたいに歩いたり、ジャンプ力もすごかったり、今までなかったことが、訓練していく中で、発見できて、ひらりも楽しかったでしょうし、私も楽しく訓練ができた」と岩本さんもびっくり。

現在チームには、21頭の災害救助犬や警察犬の訓練中です。その7頭が殺処分寸前だった保護犬なんです。

「(保護犬に)社会貢献させたいという気持ちが強いのかもしれない。捨てられてもこれだけできるというのを見せたいと思う人も多い。そこには犬を捨てちゃいけないという意思表示にもなる」という。

現在ひらりは、警察犬とまだ現場には出られない災害救助候補犬の資格を持っている。12月の災害救助犬試験に向けて訓練の最中です。

先日9月24日に、ひらりが一時保護されていた青森県動物愛護センターから表彰されました。「ひらり殿、青森県動物愛護センター卒業後の功績をたたえ表彰します」。

青森県動物愛護センター所長 佐々木さん「ひらりちゃんが社会の役に立つような活躍をするということは全ての犬に可能性があるというのをひらりちゃんが示してくれたと思います」。

災害救助犬を増やすための広報活動もしています。まだ災害救助犬を目指す犬は少ない。

岩本さんの公演を聞いて、家庭で飼ってる犬でもそういう活躍ができるんだなと知って、だったら自分もやれるんじゃないかと始めている方もいます。

青森県唯一の災害救助犬育成施設は北東北捜索犬チームだけ。このような施設が多くならないかと願っている。

「災害救助犬を出来なくても警察犬として活躍できないか、警察犬も上手く出来ないとセラピー犬としてどうかとセラピー犬の訓練もやっている。出来るだけ犬の能力にあったお仕事が出来るようにしてあげたい」と岩本さんは話す。

ホームページ:NPO法人 北東北捜索犬チーム

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