鹿児島市平川町にある動物園「平川動物公園」で飼育しているホワイトタイガーに飼育員の古庄晃さん(40歳)が襲われて死亡した事故がありました。
9日午前に記者会見した石堂昭憲園長は、「基本事情がクリアできていれば、起こらない事故」と語った。
襲ったホワイトタイガーの処分について、今後も平川動物公園で飼育する考えを明らかにした。(朝日新聞社より引用)
なぜホワイトタイガーに襲われたのか?
石堂園長によると事故当時は、飼育員がオリを掃除している時間帯で、園のルールでは「同じ空間に人とトラが入らないようにする」ことにしていて、通常の手順では「展示用のオリからトラを寝室に移動させ、オリと寝室の間の施錠をしてから、オリの掃除に入る」という方法がとられている。
飼育員が通常通りホワイトタイガーをオリから寝室に移動させて、安全を確かめてからオリに入れば、鉢合わせするはずはなく、襲われることはなかったということです。
「何らかの原因で小庄さんが虎と鉢合わせてしまった。原因については推測になってしまう」という。
施錠が上手くいかなかったのだろうか。
飼育員はプロですから、ミスはないとは思いますが、長く飼育していくと、猛獣ということを忘れてしまうのでしょうか。
様々な飼育現場において、同じような作業をすると思いますが、ホワイトタイガーのオリだということを一瞬忘れてしまったのでしょうか?
何かの不具合が生じ、ちょっとぐらい大丈夫だと思ってしまったのでしょうか。
ハッキリしていることは、ホワイトタイガーと同じ空間に小庄さんは居てしまったということ。
他の動物園でもトラに襲われるという事故がありますが、なぜそのような事故になってしまったのかということを原因究明しないとまた同じような事故が起こってしまいます。
「一部を除いて、どの動物も1人で対応する」といいます。
猛獣の管理・飼育にはかならずカメラを設置して、作業は2人以上の飼育員が安全を確認してからオリに入るように徹底していかないと、今度、動物園でのライオンやトラなどの猛獣を取り扱うことができなくなっていまう可能性もあります。
ホワイトタイガーのオリや寝室にはカメラは設置されていなかったのでしょうか。
また小庄さんの遺族から「(リクを)平川で飼育してください」と言われたことを明らかにし、殺処分せずに飼育を続ける考えを示した。
(“”部分は朝日新聞社より引用)
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