チョコ色のラブラドールレトリバーは短命と研究結果・理由と対策

チョコラブ・チョコレート色のラブラドール・レトリーバーは短命と研究結果 理由と対策 ニュース

※PR広告を含みます。

人気の大型犬ラブラドール・レトリバーには、イエロー、ブラック、チョコと大きく分けて3種の色があります。

色により寿命に差があり、チョコレート色のラブラドール・レトリバーは、他と比べ短命であるという研究結果が、10月22日付けの犬専門の獣医学誌「Canine Genetics and Epidemiology」に発表されました。

オーストラリアのシドニーと英国ロンドンの研究者らは、共同でラブラドール・レトリバーに関する3万3000件以上の英国の獣医記録を調査。

その結果、黄色、黒のラブラドール・レトリバーは、チョコ色のラブラドール・レトリバーよりも10%ほど長生きすることがわかった。

つまり、黄色、黒よりもチョコが10%ほど短命であるということです。

ラブラドール・レトリバー全体の寿命の中央値は約12年だが、チョコ色のラブラドール・レトリバーの場合は10.7年だった。

スポンサーリンク

チョコレート色のラブラドールレトリバーは特定の病気にかかりやすく

他のラブラドール・レトリバーと比較すると、チョコレートのラブラドール・レトリバーは、特定の病気にかかりやすい。

研究者によると、チョコのラブラドールは、黒や黄色のラブラドールよりも皮膚や耳の病気にかかる確率がはるかに高いという。

チョコレート色に交配させるやり方が、知らず知らずのうちに犬の健康に害を及ぼす遺伝子を受け継ぐ確率を高めてしまったのではないか、と論文の筆頭著者でシドニー大学のポール・マクグリービー氏はみる。

チョコレート色の子犬を生むには、両親がチョコ色の遺伝子を持っていなければならないので、チョコ色の遺伝子を持つラブラドールだけを選んで交配させようとする。

そのため、遺伝子プールが狭くなり、その中に耳・皮膚の病気にかかりやすい遺伝子を含まれれば、高い確率でそれを受け継ぎ、最終的には寿命にも影響を与えかねないということ。

チョコ色のラブラドール・レトリーバーはホットスポットという皮膚病にかかりやすい

チョコレートのラブラドール・レトリーバーは、ホットスポットと呼ばれる皮膚病にかかる確率が他と比べて2倍高い。

ホットスポットとは、ノミやシラミに刺されたり、毛をカットされた部分に不快感を覚え、犬が自分で引っ掻いて炎症を起こしてしまう病気。

“感染症のせいで皮膚や耳に炎症を何度も繰り返し、免疫系に負担がかかって、寿命を縮めてしまうのでは”とマクグリービー氏はいう。

ヤフーニュースより引用

まとめ

黄色や黒よりもチョコ色のラブラドール・レトリーバーが10%ほど寿命が短いという研究結果だそうです。

チョコ色のラブラドール・レトリーバーは、黒や黄色のラブラドール・レトリーバーよりも皮膚や耳の病気にかかる確率がはるかに高い。

チョコレート色の遺伝子を持つラブラドール・レトリーバーだけを選んで交配させようとするため、遺伝子プールが狭くなり、その中に耳や皮膚の病気にかかりやすい遺伝子も含まれていれば、高い確率でそれを受け継ぎ、最終的に寿命にも影響を与えかねないということです。

チョコレート色のラブラドール・レトリーバーは、ホットスポットという皮膚病にかかる確率が他と比べ2倍高い。

感染症のせいで皮膚や耳で炎症を何度も繰り返し、免疫系に負担がかかって、寿命を縮めてしまう場合もあるというので、普段、犬の健康にできることとして、ホットスポットにかからないように、ノミやシラミに刺されないようにし、また痒がってないかなど注意してあげるようにして飼い主さんはよく見てあげてください。

コメント