ノルウェー人女性がフィリピンで狂犬病に感染して死亡 渡航する際に気をつけることとは?

いきものニュース 今日の動物ニュース ニュース

※PR広告を含みます。

旅先のフィリピンで助けた子犬に咬まれ、ノルウェー人の女性が狂犬病を発症し死亡したというニュース。

日本はそんな心配はないと危機感はないと思いますが、他の国では狂犬病で死亡した例が多くあります。

そこで、厚生労働省のHPで狂犬病について調べてみました。

そこには、今回のニュースやワクチン接種しなかったため、日本帰国後に狂犬病を発症する事例があったことを踏まえて狂犬病流行地域に渡航される方へと、狂犬病に関するQ&Aが作製されています。

→ 狂犬病に関するQ&Aについて(厚生労働省)

このように書いてあります。
※詳しくは上記リンクから詳細をご確認ください。

スポンサーリンク

狂犬病流行地域に渡航される方へ

渡航中に狂犬病に感染しないよう、以下のことについてご注意ください!

  • 滞在中にむやみに動物に手を出さないようにしましょう。
  • 万が一、滞在中に犬等に咬まれた場合は、
    1. すぐに傷口を石けんと水でよく洗いましょう。
    2. 現地医療機関を受診し、傷の手当てと狂犬病のワクチン接種を受けましょう。
    3. 帰国時に検疫所(健康相談室)に申し出ましょう。

このようなことが書かれていました。

狂犬病が発生している国はどこですか?

※厚生労働省のHPに書いてあります。
詳しくは下記ページでご確認ください。

→ 狂犬病が発生している国はどこですか?(厚生労働省)

みると、

狂犬病は、日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの一部の国々を除いて、全世界に分布します。

海外ではほとんどの国で狂犬病に感染する可能性がある病気ということです。

狂犬病の発生状況

世界の狂犬病の発生状況(地図)厚生労働省

地図→狂犬病の発生状況(PDF:138KB) 

地図をみてビックリしますが、ほとんどの国で狂犬病に感染する危険があります。

この状況を知らない人は多いのではないかと思います。
渡航する=狂犬病に気をつけないとってなりますか?たぶんそのようなことを真っ先に考えることはないですよね。

また、狂犬病という病名なので、「犬のみ?」と間違いそうですが、感染動物は犬だけではありませんので注意してください。

例として、

アジア、アフリカ:犬、ネコ
アメリカ、ヨーロッパ:キツネ、アライグマ、スカンク、コウモリ、ネコ、犬
中南米:犬、コウモリ、ネコ、マングース

など。

  • 感染動物すべてから感染する可能性がある。
  • 渡航中は特にこれら(上記)の動物に咬まれないように注意してください。
  • 中でも、犬が人に対する主な幹線動物です。

と、厚生労働省のページに書いてあります。

狂犬病の流行国に渡航する予定です。どのようなことに気をつければいいですか?

※厚生労働省のHPに書いてあります。

感染しないようにするためには、むやみに動物に近づかないことが重要です。

動物に近寄ったり、医療機関のないような地域に行く場合については、事前に狂犬病の予防接種を受けることも検討してください。

また、万が一渡航先で動物に咬まれた場合は、現地医療機関を受診し、傷の手当てと狂犬病ワクチンの接種を受けて下さい。

また、帰国時に検疫所(相談室)に相談してください。

とのことです。

狂犬病の予防接種というものの存在を知ってましたか?そして、知っていたとしても明日渡航するよっていうことでワクチンを打つ時間なんてない場合が多くないですか?

たまにテレビで外国の様子が映っている時に、野良犬とか多いですよね。もし咬まれると狂犬病の恐れがあると思って見てませんでした。

知らずにいる場合は、可愛いと手を出してしまいそうです。
狂犬病の感染発症の無い国からすれば、犬が町に歩いていてもまったく気にしないですよね。

事前の狂犬病の予防接種とはどういうものですか?

※厚生労働省のHPに書いてあります。

狂犬病の流行地域に渡航する場合であって、動物との接触が避けられない、又は、近くに医療機関がないような地域に長期間滞在するような方は、渡航前に予防接種を受けることをお勧めします。

十分な免疫力を得るためには、4週間間隔で2回の皮下注射と、6~12ヶ月後の追加注射が必要となります。

なお、暴露前のワクチン接種を行っている場合であっても、犬などに咬まれて感染した可能性がある場合には暴露後のワクチン接種が必要です。

事前予防接種の履歴が明らかな場合には、暴露後免疫は、接種初日(0日)と3日後の2回接種することになります。

と、あります。

これみて狂犬病の予防接種して渡航してる人はほとんどいないと思いました。

だって、1回だけで済むわけではなく、数回接種に日数もかかるので、十分な準備をするまで渡航が決まってない人の方が大多数いると思うからです。

手を出さなくても咬んできたらと思うと怖いですが、犬などをみたら逃げるようにしないと狂犬病に感染する恐れがあるのでそれも仕方ないかなと思います。

日本から近い国を旅行や仕事で頻繁に行く人も多いと思いますが、十分に気をつけないと駄目なんだと思いました。

まとめ

今回、ノルウェー人女性がフィリピンで犬に咬まれ狂犬病で亡くなったという悲しいニュースがあり、これは他人事ではないと思い狂犬病についてもっと知るために調べてみました。

日本は狂犬病がない国なので、狂犬病について知らない人が多いと思います。また渡航する際に気をつけている人が少ないと思います。

一部の国以外は狂犬病に感染する可能性があるということも知りませんでした。無知はとても怖いことですね。皆さんも厚生労働省のHPなどで狂犬病など渡航する際に注意するべきことなどを調べてください。

ご注意 このページではごくごく浅いことしか調べていませんので、詳しいことは厚生労働省のHPにたくさん書いてありますのでそちらでご確認ください。

コメント