ネッタイシマカ遺伝子変異で殺虫剤に強い耐性を持った個体が出現

スーパー耐性蚊の増加 日本での水際対策は? ニュース

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殺虫剤に強い個体がある「ネッタイシマカ」水際対策へ…感染症研、遺伝子解析し越境ルート特定図る
 国立感染症研究所は5月にも、東南アジアの8か国・地域で、デング熱などの熱帯感染症を媒介する蚊「ネッタイシマカ」の大規模な遺伝子解析調査に乗り出す。ネッタイシマカは、遺伝子変異で殺虫剤に強い耐性を持った個体が出現している。日本では航空機に紛れ込んで見つかるケースが相次いでいるため、感染研は今回の調査で生息域などを解明し、今後の水際対策に生かす考えだ。

殺虫剤に強い個体がある「ネッタイシマカ」水際対策へ…感染症研、遺伝子解析し越境ルート特定図る(読売新聞オンライン) – Yahoo!ニュース

今回のニュースの概要は以下の通りです。

・熱帯感染症の調査
国立感染症研究所は、東南アジアの8カ国・地域でデング熱などを媒介するネッタイシマカの遺伝子解析調査を行う予定です。
・スーパー耐性蚊
ネッタイシマカは殺虫剤に強い耐性を持つ個体が出現しており、日本では航空機に紛れ込むケースが報告されています。
・国際協力
調査はタイ、マレーシア、シンガポールなど複数の国と連携し、スーパー耐性蚊の生息域や遺伝情報の差を解明することを目指します。
・水際対策の強化
日本ではネッタイシマカが生息していないものの、国際空港での発見が毎年報告されており、今後の水際対策に生かす考えです。

「ネッタイシマカ」は、一般にヤブカとも呼ばれるヤブカ属の吸血性のカの1種。吸血する際に唾液で黄熱、デング熱、ジカ熱などの感染症を媒介する衛生害虫です。(ネッタイシマカ – Wikipedia

スーパー耐性蚊の増加 日本での水際対策は?

スーパー耐性蚊は、一般的な蚊よりも殺虫剤に対して強い耐性を持っています。スーパー耐性蚊の影響はこのように考えられているようです。
まずは感染症の広がりです。スーパー耐性蚊が増加すると、感染症の広がりが懸念されます。例えば、デング熱やジカウイルスなど、蚊を介して広がる熱帯感染症が増加する可能性があります。
さらに農業への影響です。蚊は農作物の害虫としても知られています。スーパー耐性蚊が増加すると、農業に対する影響も考慮する必要があります。そして生態系への影響です。蚊は生態系の一部であり、他の生物との関係に影響を与えます。スーパー耐性蚊が増加することで、生態系に変化が生じる可能性があります。必要なのはスーパー耐性蚊に対する対策です。新たな殺虫剤の開発や、生息域のモニタリングなどが求められています。

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“日本では航空機に紛れ込むケースが報告されています”とあるので、徹底した水際対策の強化を実行して欲しいですね。

日本でのデング熱に対する水際対策が重要視されていますが、どのような対策をしているのか調べてみると以下のようなポイントが出てきました。
・水たまりの除去です。感染を媒介するネッタイシマカは水たまりで繁殖するので、日本では、感染者がいない時期には水たまりの除去などの対策を実施しています。
・蚊の駆除です。感染者が出た場合、蚊の駆除対策を速やかに実施し、感染の拡大を防ぐために封じ込めを行っています。
・感染者の早期発見です。検査による感染者の早期発見も重要です。感染者がいることを把握し、適切な対策を取ることで感染の広がりを抑制しています。
また、日本からの渡航者に対しても注意喚起が行われています。デング熱の発生地域へ渡航する場合、長袖、長ズボンを着用したり、蚊の忌避剤(虫よけスプレー等)を使用したりして、蚊に刺されないように注意することが大切です。

スーパー耐性蚊の対策は国はもちろん、自身でもできることがあると思います。渡航したら蚊に刺されないように注意する。国内でも、庭に放置しているバケツ、鉢、タイヤ等の水たまりを無くす、蚊の虫よけスプレー等をしてデング熱等を媒介せないという対策することが求められます。
また、ビオトープで水生植物を育てている場合はメダカを飼うことで、ボウフラ(蚊の幼虫)がメダカのエサになるそうですので、そういうさまざまな対策ができるそうです。

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